夜道の裸電球みたいな、そんな家

わたしの世田谷村は玄関には呼び鈴と、伝声管を用意したいと考えている。呼び鈴はヴェネチアで見つけたアパート用ボタンを使用する予定だ。真鍮製の小さな皿が石に埋め込まれていて、それが幾つも並んでいる奴。ヴェネチアの住宅は全て集合住宅だ。限られた土地に多くの人や家族、血族が何十年も、何百年も折り重なるようにして暮らしてきた。良く知られるように、この都市には今でも自動車がない。人々は歩くか、ゆっくりとした船を使って移動する。だから、おそらく、想像するに人間同士の交流は濃く、密度が高い。その住居の門々にあるのが、この黄金色に輝く真鍮の呼び鈴ボタンなのだ。https://roma2015.net/japan/night-road/